ホーム 教師が「教えない人」になれる時間-15分間の「朝鑑賞」が子どもの自己肯定感を育む-
教師が「教えない人」になれる時間-15分間の「朝鑑賞」が子どもの自己肯定感を育む- - 東洋館出版社
教師が「教えない人」になれる時間-15分間の「朝鑑賞」が子どもの自己肯定感を育む- - 東洋館出版社
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教師が「教えない人」になれる時間-15分間の「朝鑑賞」が子どもの自己肯定感を育む-

ISBN: 9784491054445

青木 善治/著

セール価格 2,090(税込)
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商品説明
たった15分間の「朝鑑賞」で自己肯定感やアート思考を育む

本書の概要

誰もが平等で、唯一の正解がない「対話型鑑賞」が、多様な見方や感じ方を知り、互いのよさや個性を尊重し合う体験をもたらす。ここでの教師の役割は、問いを投げかけ、つなげていくファシリテーター、すなわち「教えない人」。15分間の朝活動に導入するだけで 、子どもたちの自己肯定感やアート思考を高め、主体性を育み、授業や学級経営にも大きな変化をもたらす「朝鑑賞」、その詳細な記録を通して、学びの本質に迫る一冊。

本書からわかること

「対話型鑑賞」とは

「対話型鑑賞」とは、1980年代半ばにニューヨーク近代美術館で子ども向けに開発されたといわれている美術鑑賞法です(諸説あり)。
作品の意味や技法、作者に関する情報など、美術の知識をもとにして作品と向き合うのではなく、自分の見方や感じ方、考え方を互いに伝え合いながら、その対話を通して鑑賞を楽しみます。対話型鑑賞の最大の特徴は、知識の多い/少ない、学力の高い/低いに大きく影響されることなく、誰もが平等に参加でき、各々が思考力や表現力を高めていくことができる点にあります。対話型鑑賞では、例えば次のような投げかけをきっかけに、自分の感じたこと、考えたことを伝え合っていきます。
「何がみえますか?」
「どんな声や音が聞こえますか?」
「あなたならどんな題名をつけますか?」
「どこからそう思いましたか?」

なぜ学校で対話型鑑賞を行うの?

対話型鑑賞を行う際、先生はファシリテーター役に徹します。子どもは教師から知識を与えられる側、知識を試される側という受け身の存在ではなく、問いに対して主体的に考え、他者の考えも取り入れながら、自分なりの答えを見つけていく能動的な存在となります。
どの意見も尊重され、否定することも否定されることもありません。子どもたちは多様な見方や感じ方があることに気付き、互いのよさや個性を尊重する態度を身に付けていきます。子どもたち一人一人の自己肯定感やアート思考が高まることで、授業や学級経営に も大きな変化がもたらされます。

「朝鑑賞」がもたらすもの

対話型鑑賞を学校に導入しやすくする方法として、本書で提案しているのが「朝鑑賞」です。朝活動の時間を活用し、月に1、2回程度、1点の作品を用いた朝鑑賞を行うのです。時数確保のハードルもなく、気軽に取り入れることができるのが大きなメリットです。作品を1点用意するだけで、面倒な準備も必要ありません。
本書では、「対話型鑑賞の7つのポイント」などのノウハウを解説するとともに、詳細な対話の記録を通して、子どもたちがどのような気付きをもち、どのように思考を深めていくか、その様子に迫っていきます。
さらに、朝鑑賞の影響で、授業中に積極的に発言する様子や、互いの話を聞く姿勢が見られ、協働的な学びやあたたかな学級づくりにもつながるという体験談を紹介しています。

教師のファシリテーションスキルの向上

変容するのは子どもだけではありません。ファシリテーターとなった教師は、子どもたちを見取り、そのよさを伸ばす力を磨いていきます。その力は、朝鑑賞の時間にとどまらず、授業や学級経営にも発揮されるでしょう。教師の力量形成にも役立つという声が多く寄せられています。
また、朝鑑賞では、普段の授業ではあまり発言しない子どもも自分の考えを発表することができます。意外な一面やよさを感じ取ることができるため、教師にとっては大きな喜びとなるでしょう。